【プレスリリース】卵の中のひなの性別を、ふ化前に目の色で「目利き」する手法を開発~オスひよこの殺処分問題の解決につながる新手法~

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 徳島大学先端酵素学研究所の竹本龍也教授と、徳島大学発ベンチャーの株式会社セツロテック(代表取締役:竹澤慎一郎氏)らは、ゲノム編集技術を活用した鳥類の卵の雌雄判別方法を開発し、日本国内における特許を取得しました(特許第7493194号)。この手法は、ゲノム編集技術を活用して、鳥類のオスとメスの「目」の色を変えることで、卵の中にいるひなの性別を、ふ化前の段階で判別できる手法です。本手法の特徴として、胚発生の極めて早い段階で雌雄判別が可能であること、また非遺伝子組換えの技術による非侵襲的で簡便な手法であることが挙げられます。近年、動物愛護の観点から、採卵鶏の生産時にオスひよこを大量に殺処分している状況を見直す動きが活発となっており、既に欧州の一部の国では殺処分禁止の法整備が進んでいます。今回の新手法を活用すれば、オスひよこの殺処分問題を解決し、アニマルウェルフェア(動物福祉)の推進に貢献することが可能になります。

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【プレスリリース】卵の中のひなの性別を、ふ化前に目の色で「目利き」する手法を開発~オスひよこの殺処分問題の解決につながる新手法~(PDF 720KB)

お問い合わせ先

先端酵素学研究所発生生物学分野

教授 竹本 龍也

メールアドレス takemoto.tatsuya@tokushima-u.ac.jp

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