スティッフパーソン症候群(stiff-person syndrome:SPS)は体幹を主部位として、間欠的に筋硬直や筋痙攣が発生し、さらには全身へと症状が進行する自己免疫疾患です。これまで我が国では全国的な疫学調査は行われておらず、患者数や検査所見、治療やその有効性などの詳細は不明でした。徳島大学大学院医歯薬学研究部臨床神経科学分野の松井尚子准教授、和泉唯信教授らの研究グループは、千葉大学大学院医学研究院の桑原聡教授、新潟大学、自治医科大学との共同研究により、SPSの全国調査を行い、患者数、罹患率を推計し、抗体の測定状況、病型、治療内容と予後を集計?解析しました。本研究は、今後の指定難病への登録、検査体制の整備、治療法の開発を進める上で重要な報告です。本澳门皇冠赌场_澳门皇冠体育は2023年9月22日、Neurology: Neuroimmunology & Neuroinflammation(オンライン版)に掲載されました。