薬学部では、6月3日(日曜日)に第46回卒後教育公開講座を開催しました。この公開講座は、医療への一層の貢献が求められる薬剤師に、生涯教育の場を提供する目的で毎年2回開催されています。
今回は、「薬剤師主導による臨床研究のすすめ」をメインテーマに、神戸市立医療センター中央市民病院薬剤部副部長代行の池末裕明先生と慶應義塾大学薬学部教授の松元一明先生をお招きし、ご講演をいただきました。
池末先生からは、「医療現場から世界へ発信-がん薬物療法のエビデンス-」と題し、がん薬物療法を中心に、ご自身が臨床研究に取り組まれたきっかけや、その澳门皇冠赌场_澳门皇冠体育がガイドライン策定のエビデンスとして臨床への貢献につながった例などをお話しくださいました。
松元先生からは、「抗微生物薬の最適投与法を目指した育薬研究」と題し、ご自身が取り組んでこられた抗微生物薬の育薬研究の経験をもとに、研究テーマの探し方、薬剤師が行う臨床研究の意義、さらにはご自身の最新のエビデンスから得られた、ガイドライン未収録の使い方のコツについてもご講演くださいました。
本学薬学部生、現役の薬剤師の方をはじめ、学内外から約115名の参加があり、薬剤師が向き合う臨床研究について考える有意義な機会となりました。
講演会の様子
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