近年、ヒトの遺伝子解析技術が向上し、数日あれば全ゲノム遺伝子情報を解析することが可能になりました。その技術を応用して、これまで診断の付かなかった患者さんの診断を確定することができるようになりました。オールジャパンで取り組むためにアイラッド(未診断疾患イニシアチブ)が構築され、徳島大学病院も参加しております。これまでの実績や方向性などを一般市民、医療関係者に知って頂くための講演会を開催することになりました。
■イベント名:「アイラッド(未診断疾患イニシアチブ)」講演会
■日 時: 澳门皇冠赌场_澳门皇冠体育元年6月8日(土曜日)14時~16時15分
■場 所: 徳島大学 大塚講堂
(徳島市蔵本町3丁目18-15 蔵本キャンパス内)
入場無料
■概要:ヒトの遺伝情報の解析技術は飛躍的に進歩し、遺伝性疾患や希少難病の原因解明に役立っております。その技術を応用して、診断の付いていない患者さんの遺伝情報から診断を確定するという試みが最初アメリカで行われました。その後、日本でも行われるようになり、 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)においてアイラッド(Initiative on Rare and Undiagnosed Diseases: IRUD: 未診断疾患イニシアチブ)が構築されました。
徳島大学病院は、平成30年度から拠点病院としてアイラッド事業に参加しており、これまでに神経内科?小児科?産婦人科?耳鼻咽喉科などを受診された未診断の患者さんを紹介し、実際に診断を確定することができた方もおられます。
今回、実際にアイラッドで遺伝子解析に従事されている先生をお迎えして最新の知見の紹介、今後の方向性などを講演して頂くことになりました。一般市民および医療関係者の方にアイラッドの事業に関心を持って頂き、希少難病の現状を理解してもらうことを目的としています。