入学生へのメッセージ
澳门皇冠赌场_澳门皇冠体育2年4月6日
大学院口腔科学教育部長
宮本 洋二
口腔科学教育部に入学された皆さん、おめでとうございます。
皆さんは、研究者としてのスタートラインに着きました。これから、わくわくするような研究生活が待っています。
ただ、しんどいこともあると思います。これまでの勉強は、先生から聞いたことや教科書に書いてあることを理解したり、記憶したりすることが中心でした。しかし、研究は今生きている人類の誰もが知らいない真実を見つけること、あるいは、それを利用して新しい治療法や人々の役に立つ技術を開発することです。誰も知らないことを、自分で発想、見つけることは大変です。誰も教えてくれないのですから。これを成し遂げることは、確かに難しいことではあります。ほんの少しでもいいから科学を進めたいという強い意志と、自分と科学に対して誠実であることに自負を持って研究してください。もちろん、指導教員が手助けします。頑張ってください。
最後に、皆さんには、何にでも対応できる、しなやかさを身に着けてもらいたいと思います。
人工知能、AIを知っていますか?グーグル スピーカーです。昨年のグーグル スピーカーは、夜、寝る前に、「電気消して」と言うと、電気を消してくれました。今年のグーグル スピーカー、「おやすみ」と言うと、「電気、消しましょうか」と聞いてくれます。この差です。この進化、対応力です。
皆さんが、何事にでも対応できるしなやかな研究者になることを祈っています。