2026.01.06
理学療法士はどこに就職する?病院だけじゃない進路と働き方を解説

理学療法士は、けがや病気で身体に障がいがある人を支援し、歩く?立つ?動くといった基本動作の回復を助ける専門職です。リハビリテーション医療を支える中心的な存在として、医療?介護?福祉など幅広い分野で活躍しています。
「病院以外にも就職先があるの?」「将来のキャリアの選択肢は?」など、進学を考えている高校生や保護者の方にとって、就職先の実情や仕事内容の違いは気になるポイントでしょう。
この記事では、理学療法士の主な就職先や、働く場所によって異なる業務内容、さらに将来のキャリアパスまで、わかりやすくまとめていきます。
1. 理学療法士ってどんな仕事?

1-1. 理学療法士の役割とは?
理学療法士(PT)は、病気やケガ、高齢化などで身体の機能が低下した人に対し、「動く力」を回復?維持するためのリハビリテーションを行う専門職です。歩行、立ち上がり、階段昇降といった日常生活に欠かせない基本動作を支えることが主な役割です。
患者一人ひとりの状態に合わせて、運動療法や物理療法(温熱?電気?超音波など)を使いながら回復を促し、その人らしい生活の再建を支える存在でもあります。医師や作業療法士、看護師、言語聴覚士などと連携し、チーム医療の一員として働く場面が多いのも特徴です。
1-2. 活躍する分野は医療だけじゃない
理学療法士は、病院などの医療機関だけでなく、介護施設、福祉施設、スポーツ現場、企業、行政機関など、さまざまな分野で活躍できる職業です。近年では、高齢者の健康寿命の延伸や障がい者支援、メンタルヘルスの分野などでも、専門知識を活かした役割が求められています。
また、フィットネスクラブや健康関連企業、さらにはプロスポーツチームのリハビリトレーナーとして働く理学療法士も増えており、働き方の幅は確実に広がっています。中には、自治体や地域包括支援センターなどに所属し、地域リハビリのコーディネーターとして活動する人もいます。
このように、理学療法士の仕事は「治す」ことにとどまらず、予防?支援?啓発といった幅広い分野で人々の生活を支える重要な職種なのです。
2. 理学療法士の主な就職先とは?

2-1. 総合病院?リハビリ専門病院
理学療法士の就職先として最も多いのが、総合病院やリハビリテーション専門病院です。患者は、手術や病気の治療直後からリハビリを必要とすることが多く、早期から理学療法士が介入します。
急性期(治療直後)から回復期、さらには生活復帰まで、患者の状態に応じた支援が求められるため、医師や看護師、他のリハビリ職との連携も密接です。
特にリハビリ専門病院では、回復期の訓練に特化した体制が整っており、長期間にわたり患者と向き合う中で、深い信頼関係と専門性が育まれます。
2-2. 介護?福祉施設(老人保健施設?デイケアなど)
高齢化社会の進展により、介護老人保健施設(老健)やデイケアセンターといった介護?福祉の分野でも理学療法士のニーズは急増しています。ここでは、日常生活の動作を維持?向上させるための支援や、転倒予防のトレーニングなどが主な業務です。
医療の現場とは異なり、長期的かつ穏やかなリハビリを通じて、高齢者の生活の質(QOL)を支える役割を担います。利用者との継続的な関係性や、家族との連携が重要になる場面も多く、人とじっくり向き合いたい人に向いている就職先です。
2-3. 訪問リハビリ?在宅分野
理学療法士は、在宅での生活支援を担う「訪問リハビリ」の分野でも活躍しています。通院が難しい高齢者や障がい者のもとに直接出向き、生活環境に合わせたリハビリや動作指導、住宅改修の助言などを行います。
病院や施設と異なり、一人で判断?対応する場面が多く、幅広い知識と柔軟な対応力が求められるのが特徴です。近年は、在宅医療や地域包括ケアの推進に伴い、地域密着型の支援者として理学療法士の需要も拡大しています。
2-4. スポーツ?産業分野などの民間企業
理学療法士の活躍の場は、医療や福祉にとどまらず、スポーツや一般企業の分野にも広がっています。たとえば、プロ?アマチュア問わず、スポーツチームのリハビリトレーナーやコンディショニングコーチとして澳门太阳城赌城_十大博彩公司されるケースがあります。
また、福祉用具メーカー、健康器具開発企業、フィットネスクラブなどでも、専門的な知識を活かして製品開発やサービス提供に関わることができます。予防医療の関心が高まる中で、今後もこうした分野での活躍が期待されています。
3. 職場によって変わる仕事内容と対象者

3-1. 病院 / 施設 / 地域支援での違い
理学療法士の仕事内容は、就職先の種類によって大きく異なります。
たとえば、病院では手術後の患者や脳卒中後の患者など、医療処置が必要な人への早期回復支援が中心です。状態が安定しない患者も多く、医師の指示のもとでリスク管理を行いながら、集中的な訓練を行うことが求められます。
一方、介護施設では、日常生活動作(ADL)の維持?向上を目的とした支援が多く、転倒予防や体力維持を図る運動など、より生活に根ざしたリハビリが中心になります。
さらに、地域支援(訪問リハや地域包括支援センターなど)では、住宅環境や家族の介助体制を踏まえた上での訓練やアドバイスを行うことが主な仕事です。本人の生活スタイルや地域資源と結びつけながら、「自立した暮らしをどう守るか」を支援する役割が強調されます。
3-2. 対象者(高齢者?障がい者?スポーツ選手など)
理学療法士が関わる対象者は、年齢や症状、生活背景によって多種多様です。
たとえば、高齢者の場合は加齢に伴う筋力低下や関節疾患に対して、歩行訓練や筋トレ、転倒予防を中心にサポートします。認知症を抱える人に対しても、身体機能の維持や安全な動作指導が重要になります。
一方で、障がいのある子どもや成人に対する支援では、発達段階に応じた動作の習得や、日常生活への適応を目指すリハビリが必要とされます。福祉施設や特別支援学校などが主な活躍の場です。
また、アスリートやスポーツ選手に対しては、けがの予防や再発防止、競技力向上に向けたコンディショニング指導を行うこともあります。スポーツチーム専属のリハビリトレーナーとして活動する理学療法士も近年増加しています。
このように、理学療法士の業務は「人」によって大きく変わるため、自分がどのような対象に関わりたいかを考えることも、進路選びの大切な視点です。
4. 理学療法士のキャリアパスは?
4-1. 経験を積んで管理職や専門分野へ
理学療法士は、臨床経験を積むことで専門性を高めたり、組織をマネジメントする立場に進んだりするキャリアパスがあります。
たとえば、特定の分野に特化した「認定理学療法士」や「専門理学療法士」などの資格を取得することで、脳卒中、運動器、循環器、小児、地域リハビリなどに特化したスペシャリストとして活躍できます。
また、病院や施設では主任?科長?リハビリテーション部門長などの管理職にステップアップすることも可能です。後輩育成や他職種との連携、組織運営を担うことで、現場の中心的な役割を果たすようになります。
近年では、地域包括ケアの推進に伴い、地域リハビリのコーディネーターや行政職員として働くPTも増加しています。働く場の選択肢が広がっている分、自分の興味や適性を活かしたキャリア設計がしやすくなっています。
4-2. 大学院や研究職という選択肢も
理学療法士のキャリアは、現場だけにとどまりません。より高度な専門知識を深めたい人や、教育?研究に関心のある人は、大学院への進学という選択肢もあります。
大学院では、リハビリテーション医学や機能回復の評価手法、運動制御などの研究を通して、エビデンスに基づいた実践力と論理的な思考力を養います。
修士課程?博士課程を修了した後は、大学や専門学校の教員として理学療法士を育成する道や、研究機関で臨床研究に従事する道も拓かれます。
また、大学病院などで「アカデミック?セラピスト」として臨床と研究を両立する働き方も増えています。
このように、理学療法士には「現場のプロフェッショナル」として働き続けるだけでなく、教育者?研究者?管理者としての発展的なキャリア形成が可能です。
5. 理学療法士の就職活動の流れとポイント

5-1. 就職活動のタイミングとスケジュール
理学療法士の就職活動は、他学部に比べてやや早めに始まる傾向があります。多くの学生は、3年次の夏?秋頃に病院や施設のインターンシップや見学に参加し、4年次前半には本格的な就職活動に入る流れです。
特に、国家試験が2月にあるため、卒業?資格取得が内定条件となる「見込み澳门太阳城赌城_十大博彩公司」が主流です。そのため、4年生の前期(6?8月)までに内定が出るケースも多く、早めの情報収集と準備が重要になります。
また、臨床実習を終えた段階で進路を決める学生が多いため、実習先での印象や評価が就職にも影響する点も覚えておく必要があります。
5-2. 実習先からの内定や縁による就職も多い
理学療法士の就職活動には、一般的なエントリーや面接だけでなく、「実習先を通じた澳门太阳城赌城_十大博彩公司」も非常に多いのが特徴です。
実習中の積極性や対人スキル、専門技術の理解度などが高く評価された場合、「そのまま当施設で働いてみませんか?」と声がかかることもあります。
実際に、就職者の約3?4割が、実習先または学校経由での紹介を通じて内定を得ているという調査もあり、大学のネットワークや実習指導体制の充実度が、進路の選択肢を広げるカギとなります。
5-3. 大学の就職支援体制も確認しよう
就職活動の成功には、大学の支援体制も大きな影響を与えます。
キャリアセンターやリハビリ系の学科教員が連携し、履歴書の添削、模擬面接、個別相談などのサポートを行っている大学は多く、こうした環境を積極的に活用することが内定への近道になります。
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また、卒業後もキャリア相談を受けられるリカレント支援を行っている大学もあり、長期的なキャリアを見据えた大学選びが重要です。
6. まとめ|多様な進路と手厚い支援で描く「理学療法士の未来」
理学療法士は、医療?介護?福祉?スポーツなど、さまざまな分野で人の生活を支える専門職です。
進路として安定性があり、国家資格を活かしたやりがいある仕事である一方、就職先の選び方や職場ごとの違いを正しく理解しておくことが、将来の働き方にも大きく影響します。
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また、卒業後のキャリア形成も見据えた相談体制が整っており、「長く活躍できる理学療法士」を目指す学生にとって安心できる環境といえるでしょう。
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