学生広報スタッフのみなみです。
今回、私は3月19日に行われた、防災サークル「てくと」澳门皇冠赌场_澳门皇冠体育6年度報告会に参加してきました。
報告会が行われた柔道場(常三島キャンパス体育館内)には段ボールベッドが3台設置されており、それらを椅子代わりにしてお話を伺いました。
当日は冷え込んだため、ブランケットの代わりとしてアルミシートも貸していただきました。見た目は薄くて大きいアルミホイルのようなものですが、ひざ下にかけるとぽかぽかと温かく、その防寒具合にとても驚きました。
てくとの報告会では、主に一年間の活動報告と今後の目標について伺いました。私が特に印象深かったのは、能登半島でのボランティアを行ったうえでのお話です。実際に能登の被害状況を目で見て感じた率直な思いを一人ひとりが述べられていて、実際に現地に行き、自分の目で現状を見ることの大切さを感じました。メディアで報道されているものを見聞きするだけでは知らなかった能登の現状を知ることができ、私も何かできることはないのかと前のめりになって話に聞き入ってしまいました。
てくとの皆さんは今後の目標として、大学内の備蓄品マップ製作を掲げています。
徳大生の一人として、私も大学内でいざという時の備えが出来ているのか不安ではありましたが、てくとの皆さんが防災面で先陣を切って日々活動を行っているということが分かりとても頼もしく感じました。五月祭や常三島祭などで、てくとの方々の出店を目にすることもあると思いますので、興味を持った方はぜひ参加してみてください!
次に阿南市危機管理部危機管理課主事の山本さんのお話を伺いました。山本さんは能登半島地震発生後、徳島県阿南市から避難所運営をするため能登に派遣された方で、大規模な地震が起きた後どのように避難生活が進んでいくのかについて体験談をお話して下さいました。
避難所を実際に動かしていくのは避難者側であることや、子どもを守る場所の確保が大切であること、あると便利なものはペットボトル?ビニール袋?ボディシートなど、実際に体験しなければ分からない情報も伺うことができ、最初から最後までとても興味深く拝聴しました。
その後、避難所開設キット?備蓄品の確認を行うため、体育館内にある設置場所に行きました。すると、備蓄品が階段を上った先にあるため、持って下りる手間が必要であることや、大きなガラス窓の下に設置されているため、地震の際に危険であることなどいくつか課題が見つかりました。災害が起こってからでは遅いので、今回のように定期的に備蓄品の状況などを確認することが必要だと改めて感じました。
避難所開設キットというものの存在も初めて知ったので、自分自身ももっと防災意識を高めなければならないと実感することができる時間となりました。
(避難所開設キットについて興味のある方は、下のリンクから詳細が閲覧できます!)
徳島市避難所開設キットについて:徳島市公式ウェブサイト
取材?執筆 学生広報スタッフみなみ